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説明できますか?【蒸留酒】と【醸造酒】の違い!

こんにちは。

ふろしきです。

突然ですが、みなさん!

【醸造酒】と【蒸留酒】の違いを説明することってできます?

意外とお酒好きな方でも説明することが出来ないのではないかなぁって思います。

どうでしょう?

出来ませんよね。

今日は、この記事を読んで、【醸造酒】と【蒸留酒】の違いを確認しましょう。
この記事を最後まで読んでもらえるとこの二つの違いについて、理解し、説明できるようになります。

この記事の内容

  • 醸造酒とは?
  • 蒸留酒とは
  • まとめ

では早速始めていきます!

醸造酒とは?

「醸造酒」とは、酵母によりアルコール発酵させたお酒のことをいいます。
そして、「醸造酒」の代表的なものが、みなさん大好きなビール、日本酒、ワインがあります。

「醸造酒」は「蒸留酒」よりアルコール度数が低いのが特徴です。

さらに醸造酒は大きく分けて単発酵酒と複発酵酒に分けられます。

単発酵酒とは

単発酵酒とは、お酒の原材料が糖分を多く含んでいる場合、酵母さえあればそのままアルコール発酵させることができます。この方法で造られたお酒を単発酵酒といいます。
単発酵酒ではワインが有名です。原材料のブドウに糖がたくさん含まれているので、酵母のみでアルコールが発酵するためです。

複発酵酒とは

原材料がお米や麦などの場合、デンプンをまず糖に変え、その後にアルコール発酵させる。この2ステップ(2工程)で作られる酒を複発酵酒といいます。
複発酵母で有名な複発酵酒はビールや日本酒ですね。

酵母についてよく分からないという方は、過去のこの記事を読んでみてください。

意外と知らない?「麹(こうじ)」と「酵母(こうぼ)」の違いって何?【日本酒】

蒸留酒とは?

蒸留酒とは、醸造酒を蒸留して作ったお酒です。
英語で言うと、スピリッツ(spirits)といいます。

小中学校で蒸留って習いましたよね。覚えていますか?

蒸留とは、混合物を一度蒸発させ、後で再び凝縮させることで、沸点の異なる成分を分離・濃縮する操作をいう。通常、目的成分が常温で液体であるか、融点が高々100℃程度の固体の場合に用いられる。共沸しない混合物であれば、蒸留によりほぼ完全に単離・精製することが可能であり、この操作を特に分留という。

ウィキペディアより

「蒸留酒」は「醸造酒」よりアルコール度数が高いのが特徴です。
蒸留酒として、焼酎、ウィスキー、テキーラ、ウォッカなどがあります。

酒を加熱してから蒸気を冷やして液体にすることで、アルコール分などの成分を液体にして集めます。そのため、蒸留酒のアルコール度数はかなり高めになっています!

ちなみに、焼酎でよく聞く「焼酎甲類」とは、連続式の蒸留機で蒸留しアルコール分が36度未満のものをいいます。
また、「焼酎甲類」は単式蒸留機で蒸留し、度数45%以下のものを「焼酎乙類」といいまます。

連続式蒸留機

蒸留が終わったお酒を蒸留機から排出せずに連続で蒸留する機械です。

単式蒸留機

毎回毎回、蒸留が終わったら排出する仕組みの蒸留機です。

連続式蒸留機と単式蒸留器で蒸留したお酒で味が全然違うみたいです。
基本的にはお酒の種類で使い分けています。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今日は「醸造酒」と「蒸留酒」について説明していきました。

簡単にまとめると

  • 醸造酒・・・酵母によりアルコール発酵させたお酒。ビール、日本酒、ワインがある。
  • 蒸留酒・・・醸造酒を熱して出た蒸気を冷やして凝集した液体を採取したお酒・・・焼酎、ジン、ウィスキーなどがある。

これくらい理解できておけば、ちょっとカッコいいですよね!
誰かに話す機会があれば説明してあげてくださいね笑

それでは、みなさん、また明日!